大阪・関西万博は自転車で楽しもう!便利で快適なシェアサイクル活用ガイド

大阪・関西万博は自転車で走ろう!

2025年、いよいよ大阪・関西万博が開幕しました。会場は大阪湾の人工島「夢洲(ゆめしま)」。最新テクノロジーや国際色豊かなパビリオンが注目を集める中、私が注目したいのは“自転車”なんです。

え? 自転車? 万博なのに?と思った方もいるかもしれません。でも実は、関西万博はこれまでの万博とちょっと違います。環境にやさしく、健康的で、自由度の高い移動手段として「自転車」が大活躍しているんです。

シェアサイクルの整備状況から、初心者でも安心して利用できる仕組み、そして会場周辺のおすすめルートまで――この記事では、関西万博と“自転車”をテーマに、その魅力と未来の可能性をたっぷりとご紹介します。

子どもと一緒に自転車で巡る万博、通勤の延長で立ち寄れるスポット、週末のリフレッシュに最適なサイクリング体験など、読めばきっと試したくなる情報が満載です。ぜひ最後まで読んで、「万博を自転車で楽しむ」新しい選択肢を一緒に考えてみませんか?

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大阪・関西万博は自転車が主役?環境に優しく、移動もスムーズなシェアサイクルの魅力を徹底紹介。

目次

大阪・関西万博でなぜ自転車が注目されているの?

2025年4月13日から開催されている大阪・関西万博では、来場者の移動手段として自転車の利用が推奨されています。​これに伴い、会場近くの夢洲自転車駐車場て内にシェアサイクルサービス「HELLO CYCLING」のステーションが設置されました。​このステーションは、30台の自転車を収容可能で、利用者はアプリを通じて簡単に自転車を借りることができます。

「HELLO CYCLING」で手軽にシェアサイクルを利用しよう

「HELLO CYCLING」は、全国約10,600カ所にステーションを展開しており、利用者はアプリを通じて自転車の予約や決済が可能です。​また、PayPayやLINE、Alipayなどのミニアプリからも利用できるため、国内外の観光客にとっても便利なサービスとなっています。

関西万博でのシェアサイクル利用方法完全ガイド

関西万博を訪れるなら、ぜひ活用したいのが「シェアサイクル」。特に2025年の大阪・関西万博では、環境に配慮した移動手段として自転車の利用が推奨されており、会場付近では人気シェアサイクルサービス「HELLO CYCLING」のステーションが多数設置されています。ここでは、シェアサイクルを初めて使う人にも安心な、万博会場での利用方法を詳しくご紹介します。

ステップ1:アプリのダウンロードと登録

まずはスマートフォンに「HELLO CYCLING」アプリをダウンロード。アプリはiOS・Android両方に対応しています。登録時には電話番号やメールアドレス、決済手段(クレジットカードやPayPayなど)を入力するだけで完了。外国人観光客向けに英語・中国語・韓国語にも対応しているのが心強いポイントです。

ステップ2:ステーションを探す

アプリを開くと、マップ上に現在地と近隣のサイクルポートが表示されます。関西万博会場(夢洲)周辺には複数のポートがあり、朝夕の混雑を避けるためにも、事前に場所を確認しておくと便利です。台数の空き状況もリアルタイムで確認できます。

ステップ3:自転車を予約・解錠する

乗りたい自転車を選んだら、アプリ上で「予約」ボタンをタップ。現地で自転車のQRコードを読み取ることでロックが解除され、そのまま利用開始となります。所要時間に応じて料金が自動計算されるため、事前に料金体系をチェックしておきましょう(例:15分ごとに70円など)。

ステップ4:目的地まで快適にサイクリング

関西万博会場では、自転車専用の走行ルートや駐輪場が整備されており、安全かつ快適に移動できます。電動アシスト付き車両が多く、夢洲の広い敷地内をスイスイと移動できるのも魅力。特に小さなお子様連れや高齢の方には、坂道でも疲れにくい電動タイプがおすすめです。

ステップ5:返却もラクラク

目的地に到着したら、近くのサイクルポートに自転車を停めて、アプリから「返却」操作をするだけ。会場内や周辺には返却可能なポートが複数あるため、移動の自由度が高いのも嬉しいポイントです。


万博期間中は、特設ガイドブースやボランティアスタッフによる案内もあり、初めてでも戸惑うことなく利用できます。電車やバスに頼らず、渋滞知らずのスムーズな移動手段として、ぜひシェアサイクルを活用してみてください。あなたの万博体験が、より快適で自由なものになるはずです。

万博会場周辺のおすすめサイクリングルート

万博会場である夢洲(ゆめしま)を自転車で巡る楽しさを味わったら、ぜひ足を伸ばして周辺エリアをサイクリングしてみてください。実は夢洲の周辺には、大阪湾の景色を楽しめるルートや、都市部の魅力を感じられる道がいくつもあります。ここでは、シェアサイクルを活用して気軽に楽しめるおすすめルートをご紹介します。

① 夢洲〜舞洲〜此花大橋ルート(約8km)

まずは定番ルート。夢洲からお隣の舞洲(まいしま)へ渡り、美しい湾岸景観を楽しめる「此花大橋」を経由するコースです。舞洲スポーツアイランドでは、緑豊かな公園やスポーツ施設が整備されており、休憩スポットにも最適。天気が良ければ大阪湾越しに明石海峡大橋や淡路島を遠望できる絶景ポイントもあります。

② 夢洲〜USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)ルート(約10km)

家族連れにおすすめなのが、夢洲からユニバーサルシティ周辺までのサイクリング。舞洲経由で此花区に入り、USJの外周を軽く回るこのコースでは、人気テーマパークの活気ある雰囲気を外から感じることができます。お土産ショップや飲食店も豊富なので、途中で軽く立ち寄るのも◎。

③ ベイエリア夕景ルート(約5km)

午後からのサイクリングなら、夕暮れ時のベイエリアを楽しむこのルートがおすすめ。夢洲から北港ヨットハーバー方面へと進み、湾岸の夕日スポットをめぐる短距離コースです。日が沈むタイミングでの走行は、幻想的な風景とともに旅の記憶に残るはず。デートコースとしても人気が高まっています。

④ 安治川・弁天町ルート(約12km)

もう少し市街地へ出たい方には、安治川を越えて弁天町方面へ向かうルートもあります。大阪の都市的な景観を楽しみながら、ローカルな飲食店や歴史スポット(安治川トンネルなど)に立ち寄るのもおすすめ。観光とローカル体験のどちらも楽しめる欲張りコースです。


いずれのルートも、電動アシスト付きのシェアサイクルであれば、距離やアップダウンもそれほど気になりません。万博ついでに、ちょっとした小旅行気分で大阪の別の表情に出会えるのが、サイクリングの醍醐味。時間に余裕がある方は、ぜひお気に入りのルートを見つけてみてくださいね。地図アプリとHELLO CYCLINGのステーション情報を併用すると、よりスムーズに移動できます。

関西万博後も楽しめる大阪の自転車インフラ整備

大阪・関西万博は2025年の一大イベントとして多くの注目を集めていますが、この万博をきっかけに整備が進んだ「自転車インフラ」は、イベント終了後も市民や観光客にとって大きな資産となります。ただの一時的な盛り上がりで終わらせず、持続可能な都市交通としての“自転車文化”が、大阪のまちづくりの中で着実に根付こうとしています。

万博で整備されたインフラは「未来の都市モデル」

夢洲エリアでは、シェアサイクルステーションの大量導入や、車道と明確に分離された自転車専用レーンの整備が急速に進められました。これらは単なる万博対策ではなく、将来にわたって市民の移動を支えるための“都市インフラ”として設計されたものです。特に、子どもから高齢者までが安心して利用できる設計思想は、高く評価されています。

市内中心部へも波及する整備

関西万博の影響は夢洲だけに留まりません。天王寺、梅田、中之島といった市内中心部にも、シェアサイクルのポートが続々と拡充され、自転車通行帯の塗装や標識の見直しが進んでいます。特に、既存の狭い歩道や車道に頼っていた都市構造が、段階的に「自転車優先」の考え方へとシフトしているのは注目に値します。

自転車×観光の可能性

整備されたインフラは、日常の移動だけでなく「観光」との相性も抜群です。大阪城、道頓堀、中之島公園、天保山などを自転車で巡る“マイクロツーリズム”が新たな観光スタイルとして定着しつつあり、外国人観光客にも人気のコンテンツとなっています。HELLO CYCLINGの多言語対応アプリの存在が、観光需要を後押ししています。

市民の「足」として根付くために

インフラは整っても、使われなければ意味がありません。その点でも大阪市は、学校や地域のイベントでの自転車マナー教育、企業との連携による「自転車通勤応援プロジェクト」など、多面的な普及活動に力を入れています。都市交通としての「第二の足」として、定着が進みつつあります。

自転車初心者でも安心!万博開催中の安全対策

「自転車に乗るのは久しぶり」「人が多い場所で自転車に乗るのはちょっと不安」――そんな声も多く聞かれる中、2025年の関西万博では、自転車初心者でも安心して利用できるように、さまざまな安全対策が講じられています。イベント期間中、夢洲(ゆめしま)エリアを中心に整備された安全インフラと運用体制をご紹介します。

専用レーンとわかりやすい誘導表示

まず安心材料として挙げられるのが、自転車専用レーンの整備です。歩行者と自転車の動線が分離されており、初心者でも周囲の状況に気を取られることなく、まっすぐ快適に走行できます。また、路面や案内板には色分けされた誘導表示が施され、どこを走ればよいか一目で分かるようになっているのも大きなポイントです。

駐輪場と停車スペースの充実

「どこに停めればいいかわからない」というストレスを感じさせないよう、夢洲内には各所に広めの駐輪場が設けられています。HELLO CYCLINGなどのシェアサイクル専用のポートも多数用意され、返却時の混乱も最小限に抑えられています。場内アナウンスやスタッフの誘導もあり、迷うことなくスムーズに行動できます。

ボランティアによるサポート

万博会場内には、自転車に不慣れな来場者をサポートする「サイクルボランティア」が随所に配置されています。困ったことがあればすぐに声をかけられますし、転倒時やメカトラブル時の初期対応も丁寧に行われるため、初心者や年配の方も安心です。

無料の安全講習やレンタルヘルメット

期間中は、簡易的な安全講習会も随時開催されており、交通ルールやハンドサインの使い方を学ぶことができます。さらに、一部のポートでは無料または低価格でヘルメットのレンタルが可能となっており、安全意識の向上と事故防止につながっています。

スピード制限とAIモニタリング

会場内のシェアサイクルには、電動アシストの過剰な加速を防ぐための速度制限が設定されており、人が多いエリアでは自動的にアシストが控えめになります。また、混雑状況に応じてAIによる走行モニタリングも導入されており、危険な走行が自動的に検知される仕組みもあります。

まとめ:関西万博と自転車の関係と未来の大阪

2025年の大阪・関西万博は、「いのち輝く未来社会のデザイン」というテーマのもと、さまざまな技術革新と社会課題の解決に取り組む場として注目を集めています。その中で、思いがけず大きな存在感を放っているのが“自転車”です。

自転車は単なる移動手段にとどまらず、「環境に優しく」「健康に良く」「自由度が高い」まさに“未来の都市交通”の象徴ともいえる存在です。関西万博では、シェアサイクルの導入、自転車レーンの整備、サイクリスト向けサービスの充実など、前例のない規模でのインフラ整備が行われ、自転車にとって理想的な環境がつくられました。

このような動きは、イベントの一時的な施策で終わるものではなく、今後の大阪の都市設計に深く関わっていくはずです。夢洲の開発は万博後も続き、MICE施設やカジノ誘致構想など、国際都市としての再整備が進められる予定です。そうした未来の都市において、自転車という“静かで、健やかで、自由な移動手段”がどのように生かされていくのかは、大きな注目ポイントです。

また、都市生活者だけでなく、観光客や地方からの来訪者にも自転車が“選ばれる交通手段”になることは、大阪全体の交通の質を高めることにもつながります。インフラが整えば、高齢者や子ども連れの家庭、健康志向のビジネスパーソンまで、さまざまな人が安全かつ快適に移動できる街へと進化するはずです。

関西万博というビッグイベントは、自転車の価値を改めて見直す機会になりました。日常に寄り添い、まちを静かに彩り、そして人と人、人とまちをゆるやかにつなぐ。それが自転車の持つ可能性です。

この万博をきっかけに、大阪が日本一「自転車にやさしい都市」へと成長していく──そんな未来が、いよいよ現実になろうとしています。今後の大阪を楽しみにしつつ、まずは目の前のペダルを、あなたのペースでこいでみませんか?それが、未来への第一歩になるかもしれません。

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note「大阪・関西万博に自転車で行こう!」