現在、自転車を乗る際にヘルメットを被ることが努力義務化されているのはテレビなどで報道されていて
知っている方は多いでしょう。しかし、現状としてヘルメット装着率はそこまで高くないのが現状です。

実際、全国のヘルメット装着率ってどのくらい?
ここでは、現在の装着率についてそしてヘルメットを装着することがどれだけ大切なのかを書いていきます!
目次
現在の全国装着率のTOP5とWORST5は下記のようになります。
TOP 5
- 1位 愛媛 69.3%
- 2位 大分 48.3%
- 3位 群馬 40.4%
- 4位 長野 34.7%
- 5位 山口 34.2%
WORST 5
- 43位 宮崎 8.1%
- 44位 新潟 8.0%
- 45位 兵庫 7.7%
- 46位 千葉 6.5%
- 47位 大阪 5.5%
引用先:NBS長野放送【全国の順位を掲載】自転車のヘルメット着用率
全国平均にすると17%と低い数値になり、まだまだ装着義務が浸透していないことが分かります。
では、なぜヘルメット被らない人たちが多いのか?その理由として東京都での令和5年度「自転車等の安全利用に関する調査」のアンケート結果が、
・着用が面倒だから 49.5%
・「努力義務」であり「義務」はないから 48.9%
・駐車場や移動先にヘルメット保管場所がないから 26.8%
・髪型が崩れすから 25.3%
・着用いている人が少ないから 23.2%
・ヘルメットを購入する金額的負担が大きいから 22.3%
・着用しないことによる危険性を感じないから 19.6%
・格好悪いから 17.0%
・その他 3.4%
引用先:令和5年度「自転車等の安全利用に関する調査」結果自転車乗車中のヘルメット着用率が向上
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2024/04/24/12.html
被るのが面倒、着用しないことによる危険性を感じないなど、ヘルメットを被る重要性が自転車を乗る方たちに理解されていないのが分かります。
自転車の事故で亡くなった方の理由の約半数の50.3%が「頭部」をぶつけてしまたことによるものです。
単純に自動車や自転車同士の接触事故以外にも自転車を乗っている際に、
・道路の溝にはまって転倒
・道路に設置されているポールや自転車進入防止柵などに引っ掛かり転倒
・多くの買い物を積んでの運転でバランスを崩して転倒
・自転車のペダルやチャーンなどに靴紐が引っかかり転倒
・雨の日のマンホールでタイヤが滑り転倒
・自動車道と歩道へ移動の際の少しの段差にタイヤがとられ転倒
上記のような色々なアクシデントで転倒してしまった際にもヘルメットを被っていれば、頭部への衝撃を防ぎ、最悪の状況になることを防いでくれてあなたの命を自転車の事故、アクシデントから守ってくれます。
さまざまな理由で自転車に乗る際にヘルメットを被らない人たちが多い現状でも、自転車に乗る際にちゃんとヘルメットを被っていたおかげで命が助かった人々はたくさんいます。
前項で述べた、自転車事故による死亡理由が頭部を損傷することがわかっています。
そこで、頭部への衝撃を大幅に減らすためにヘルメットの装着が必要不可欠です。自転車事故が起こった場合でも命を守り、大けがや最悪な状況を避ける可能性が高まります。
ヘルメットは私たちの命を守るための簡単ながら最も効果的な手段です。
「近いから大丈夫」「自分は大丈夫」という油断や過信が命に関わる場合もあります。あなたや大切な人の命を守るために、ぜひヘルメットを着用するように心がけが必要です。
いかがだったでしょうか?
装着率についてそしてヘルメットを装着することがどれだけ大切なのかを書いきましたが、努力義務になってから1年以上がたった現在、平均17%という装着率が現状でヘルメットを被る重要性がまだまだ浸透していません。
ですが、ヘルメットを被ることによって守れる、守れた命はあります。
あの時ヘルメットを被っていれば…なんてなってしまった後に思って後悔してまうことを防ぐためにもヘルメットを被り自分の命・家族・友人、知人の命を守れるヘルメットを被って自転車に乗っていきましょう。