滋賀県北部の自然と歴史、そして美食を自転車で巡る「北の近江サイクリングスタンプラリー」が、2025年4月26日(土)から6月29日(日)まで開催されます。このイベントは、サイクリングを通じて地域の魅力を再発見し、観光と健康促進を目的とした取り組みです。

自転車でめぐる、春の近江と北陸の宝探しを楽しもう!
目次
このスタンプラリーは、滋賀県北部の長浜市、高島市、米原市の3市を中心に、北陸新幹線「敦賀」開業によりアクセスが向上した北陸3県(富山県、石川県、福井県)にもスポットを設けています。参加者は、専用の「ビワイチサイクリングナビ」アプリを使用して、指定されたスポットを巡り、GPS機能を活用してスタンプを集めます。
スマートフォンに「ビワイチサイクリングナビ」アプリをインストールします。
アプリ内のスタンプラリー画面を表示し、参加登録を行います。
GPSを起動し、指定されたスタンプスポットに立ち寄ることで、スタンプを獲得できます。
このアプリは、iOSおよびAndroidの両方に対応しており、無料でダウンロード可能です。
スタンプ取得には専用アプリ「ビワイチサイクリングナビ」のインストールが必要です。
スタンプスポットは、滋賀県北部および北陸3県に合計33か所設置されています。集めたスタンプの数に応じて、以下のような豪華賞品が抽選で当たります。
- 北の近江コンプリート賞:スタンプ30個以上(3名)
- 北の近江&北陸3県コンプリート賞:スタンプ33個全て(3名)
- A賞:スタンプ15個以上(9名)
- B賞:スタンプ10個以上(15名)
- C賞:スタンプ5個以上(30名)
賞品には、各地域の特産品や名産品が用意されており、地域の魅力を再発見する良い機会となります。
今回のスタンプラリーの魅力は、単なる距離の走破や観光名所の巡礼にとどまりません。参加者が体験できるのは、「風を感じながら、その土地の空気や文化をじかに味わう旅」です。自転車というツールは、クルマや電車では通り過ぎてしまうような小さな発見をもたらしてくれます。
例えば、湖岸沿いの小さなカフェで偶然出会う地元の人との会話や、田園風景に突如現れる歴史的建造物、山間の峠を登り切ったあとの絶景…。それぞれが、旅の思い出に深く刻まれることでしょう。今回のルートには、そんな発見が随所にちりばめられているのです。
このイベントは、単なるレジャーにとどまらず、地域経済にも好影響をもたらします。立ち寄った飲食店や土産物店での消費、宿泊施設の利用、地域の観光施設への入場など、サイクリストの行動がそのまま地域活性化に結びつきます。とりわけ、観光地としての知名度が都市部に比べて高くない地域にとっては、このようなイベントが新たなリピーターの獲得に繋がる可能性もあります。
実際、長浜市や高島市では地元商店街や観光協会がスタンプスポットと連携し、地元のスイーツを提供したり、ライダー向けのサービスを展開する動きも出ています。これは、観光と地域づくりがうまく融合した好例といえるでしょう。
滋賀県の観光地情報や宿泊案内は、びわこビジターズビューロー公式サイトもご参照ください。
本イベントは、上級者のロングライド志向だけでなく、初心者や家族連れにも対応できるよう設計されています。スタンプ獲得に必要なスポット数も柔軟に設けられており、週末のちょっとした遠出でも賞品応募のチャンスがあるのは嬉しいポイントです。
また、電動アシスト付き自転車の利用も歓迎されており、体力に自信のない人でも安心して参加できます。サイクリングがスポーツとしてだけでなく、誰にでも開かれた“移動と発見の手段”であることを、このイベントは体現しています。
「北の近江サイクリングスタンプラリー」は、自転車という乗り物を通じて、地域の魅力と人のつながりを感じることができるイベントです。目的地にたどり着くまでの過程そのものに価値があり、そのひとつひとつが記憶に残る旅の1ページになります。
この春、まだ知らない滋賀と北陸の景色を、あなた自身の足で感じてみませんか?
「ペダルをこぐ」——その小さな動きが、新しい出会いや発見への扉を開いてくれるはずです。